業務紹介

業務紹介

  • 吹替制作

    「吹替」の歴史と共に歩んできた私たちは、多くの「日本語を巧みにしゃべる洋画スター」を世に送り続けてきました。しかしこの「吹替」の制作は、単に外国語を日本語に置き換えるだけの作業ではありません。これは、オリジナルの作品を創る感覚と同じくらいスペシャリティーを求められるクリエイティブワークなのです。洋食を和食に味付けし、箸で食べられるように料理する。原作の味を損なうことなく、日本人好みの味付けをする。この微妙なサジ加減ほど、学問やコンピュータでは表すことのできない技(ワザ)。すなわち、私たちの日本語版制作のノウ・ハウなのです。

  • 字幕制作

    字幕版制作においては、最新機器の導入により、その制作時間は非常に短縮、合理化されてきています。私たちも時代を先取りした設備を完備していますが、「よい字幕」は設備だけではできません。きめこまかい創意が必要なのです。まず、優れた翻訳でなければいけません。オリジナルのしゃべる速さと字幕を読む速さの関係は、約3対1で、その3分の1の文字の中にセリフの100%の意味を凝縮して表現しなくてはならないのです。次に、字幕を「出す」「消す」のタイミングの問題があります。オリジナルのセリフに合わせ、早くとも、遅くともいけない微妙なタイミングは字幕スーパー制作の重要なポイントになります。翻訳はもちろん、このタイミング(スポッティング)も熟練した技術者、すなわち「人」の優れた感覚によってできるのです。私たちは翻訳、きめこまかな校正、スポッティング、そして字幕スーパーの字体などに映画を愛する制作者の「心」を注ぎ込みます。そこにはじめて「よい字幕」が生まれます。

  • ドキュメンタリーの日本版制作

    ドキュメンタリー作品には、政治、経済をはじめ、芸術、文化、歴史、人物、科学、動物、そしてスポーツ、娯楽など、さまざまなジャンルのものがあります。そして、いずれの作品も、単に事実を伝えるだけでなく、作り手の独自の切り口でその事実の背景を深く掘り下げ、視点を前面に打ち出した作り手からのメッセージがこめられています。一方、テレビの受け手---視聴者は、テレビからの情報を何の疑問も抱かず一方的に受け止めていた時代から変わり、今は情報に少しでも疑問があれば、「なぜだろう」と問いかけ、「なぜならば…」の答がないと不満を抱くようになりました。私たちは何らかの手段で、それに答えなければなりません。そのためにドキュメンタリーの日本版制作は、ドラマの場合と違った意味での重要な役割を持ちます。たとえば5時間のものを1時間に編集、構成しなおして作る場合もあります。それでも「事実を正確に」伝え、面白く、説得力のあるもの、そしてなによりもわかりやすい番組を作らなければなりません。このようなことから私たちは、NHKの海外ドキュメンタリー番組をはじめ、数多くの作品を手がけ、関係各方面から高い評価を得ています。私たちは、世界中の優れたドキュメンタリーに日本版という生命を与え、世界の鼓動をお伝えしています。

  • 音響制作

    クール・ジャパンの象徴である日本のアニメーション。国民的なアニメ「サザエさん」をはじめとして、私たちは半世紀にわたり、音響制作を手掛けて参りました。音響制作とは、優れた音響スタッフと魅力的なキャストを結集し、アニメーションに命を吹き込む作業です。私たちは、作品毎に、監督やプロデューサーの意図を的確に捉え、最高の音響スタッフとキャストにより創りだされた音響の力で作品の魅力を高めます。

  • オーディオブック音声制作

    オーディオブック音声制作は、書籍を音声形式で提供するサービスです。書籍といってもライトノベル・文芸書・ビジネス書など多岐にわたりますが、ジャンルにかかわらず音声化に共通する大切な事は作品の世界観を保つことです。必要であれば原作者にも収録に立ち会っていただきアドバイスを頂きながら作品を完成させていきます。大量の文字をミスなく音声化するのは他の音声制作とは違う難しさがありますが作品に命を吹き込むというやりがいが大いにあります。

  • タテスクコミック制作

    タテスクコミックとはその名のとおりスマートフォン等で"縦"にスクロールして読むコミックのジャンルです。通常の縦書き・右開きで読む作品を"縦化"しさらにフルカラーに彩色し完成させます。もう一つ重要なのが"縦化"するにあたりセリフの吹き出し位置や移動や絵のレイアウト変更という"演出"が必要とされる仕事です。また最近ではタテスクオリジナル作品もあり、そちらの彩色の作業もあり今後益々飛躍が期待できる事業になっています。

  • 多言語ローカライズ事業

    多言語ローカライズとは、日本のアニメ・映画などのコンテンツの吹替版や字幕版を様々な言語で制作することです。海外のコンテンツの日本語版を制作する時と同様、単に翻訳するだけでなくその国ごとの文化的な違いを考慮して制作を進める必要があり、また海外の制作会社と連携して進行を適切に管理することも大切です。数多くの日本語版を制作してきた知見を活かし、日本のコンテンツを世界中のファンに楽しんで頂けるよう情熱をもって制作に取り組んでいます。